2017年2月19日日曜日

中村屋のちびっ子襲名桃太郎公演をもったいないほど真ん前の席で

前段はいろいろあるのですが、とにかく虫六はその日、初台におりました。

「ぶどう通り」かと思ったら、「ふどう通り」でした。Σ(;・∀・)
そうか、お不動さんのお膝元なんだな…と思い、商店街のなかに不動尊寺を探してみると、ありました!幡ヶ谷不動尊・荘厳寺。まずは、お願いごと、お願いごと。

昔から江戸近郷の三不動(成田山、光明山、高幡山)の一つとして広く尊崇を集めた名刹で、『江戸名所図会』にも載っているとか。

それにしても、お不動さんのお膝元に東京オペラシティがあるのか、オペラシティのお膝元にお不動さんがあるのか、よくわかりませんナ。

というわけで、お不動さんは寄り道で、本来の目的地は初台のリハビリテーション病院です。こちらに、我が芝居小屋見物のご指南役でもあるN姐さんが入院しているので、お見舞いにまいったのですが、な、な、なんと、N姐さんはこのあと外出許可で、虫六を伴いつつ歌舞伎見物に行くということになっているのです。
大丈夫かなー、年の暮れに倒れて2週間も無間地獄を漂ったというのに…(本人は全然覚えてないらしいです。)お医者さんにリハビリのつもりで行ってきたらいいと言われたのだとか…。毎日のリハビリでお疲れ気味のN姐さんと、ちょっとハラハラな虫六と、そうとう心配顔のお母様とタクシーで歌舞伎座に。
いやー、黒い羽根磨きに関しては虫六も他人(ひと)のこと言えないと思っていたけど、上には上がいるものです。

とはいえ、中村屋のちびっ子襲名ですよ。三代連続の桃太郎。
しかも、会場でN姐さんのご親族もチケット買って待っていてくださり、な、な、なんと、虫六とN姐さんに回してもらったお席は…

最前列のど真ん中でした。

しえ〜、話題の襲名幕のゴシック体のお名前も角度がありすぎで、よく分かりませんです… (/ー\*)


江戸歌舞伎三百九十年 猿若祭二月大歌舞伎
平成29年2月2日(木)~26日(日) *虫六の観劇日は11日

【夜の部】
萩原雪夫 作
一、門出二人桃太郎(かどんでふたりももたろう)
三代目中村勘太郎 二代目中村長三郎 初舞台
劇中にて口上相勤め申し候


兄の桃太郎 初舞台勘太郎
弟の桃太郎 初舞台長三郎
お婆さん    時蔵
お爺さん    芝翫
息子勘作/鬼の総大将 勘九郎
嫁お鶴     七之助
犬彦      染五郎
猿彦      松緑
雉彦      菊之助
村の女     児太郎
村の男     橋之助
村の男     福之助
鬼       錦吾
鬼       亀蔵
村の男     彌十郎
庄屋妻お京   雀右衛門
吉備津神社巫女お春  魁春
庄屋高砂    梅玉
吉備津神社神主音羽  菊五郎

二、絵本太功記(えほんたいこうき) 尼ヶ崎閑居の場

武智光秀    芝翫
操       魁春
真柴久吉    錦之助
佐藤正清    橋之助
初菊      孝太郎
武智十次郎   鴈治郎
皐月      秀太郎

為永春水 原作・木村錦花 脚色
三、梅ごよみ(うめごよみ)
向島三囲堤上の場より深川仲町裏河岸の場まで

丹次郎     染五郎
芸者仇吉    菊之助
芸者米八    勘九郎
千葉半次郎   萬太郎
許嫁お蝶    児太郎
本田近常    吉之丞
芸者政次    歌女之丞
太鼓持由次郎   松之助
番頭松兵衛    橘三郎
古鳥左文太    亀鶴
千葉藤兵衛    歌六


本公演のことはニュースでも取り上げられ、特に勘太郎・長三郎兄弟の襲名&初舞台についてはドキュメンタリー調の追っかけ番組にもなり、「徹子の部屋」にまでご出演したりして大放出でしたので、今さらもありましょうが…。

一応、七緒八クンは平成中村座などで拝見してはいたけれど、目の前2メートルくらいの至近距離に、彼らが↑この格好でおりまして、もう可愛いのなんの。ヾ(´ε`*)ゝ 
テレビで見て想像していたより、ずっと小さいの。そのちんまいのが、白塗りして、この格好…本当に木目込み人形のようでした。フジの番組で、長三郎君はまだオムツしているとか言ってましたけど、それが一舞台やっちゃうわけですから、えらいよのう。有り難いものを見せていただきました。

ご本人達は、なにしろイノセントな存在ですから、少々自由な振る舞いをされても可愛いだけなんですが、まわりに控えるひとかど過ぎた役者のみなさんが面白かったです。もうね、大ご馳走大会!大薩摩では、鳥羽屋里長師匠がでてきちゃったよう!!
胃に穴が空きそうなのを堪えている勘九郎さんや心配半分に面白がっている感じの七之助さんはもちろん、お年玉いっぱいくれそうな大人の役者さん達がおめでたく楽しげに出演している感じ、また、会場全体が寿ぐ空気に包まれている快さは、いままで見た初舞台のどれよりも強く感じられました。

染五郎の犬彦、松禄の猿彦、菊之助の雉彦、面白すぎるでしょ。化粧や衣装も秀逸でした(特に雉)。

それにしても、舞台にあがっただけで、観客が大喜びして、刀を振っただけで舞台に揃った鬼が一斉にわぁーと倒れたりして…、まだ記憶も定かでないうちからこんな風に“快感”に訴える感覚を植え付けて、舞台慣れさせてしまうんだろうなー、とか思いました。
でも、勘太郎クンは表情をみていたら、ちゃんとお芝居していたし(しかも愛ちゃん似で美形)、長三郎クンは纏う空気が鷹揚でチャーミングで勘三郎さんを思い出させ、天然な人気者になる予感です。

いやはや眼福。
N姐さんも、「楽しみねー」と目を細めて楽しそうでした。

一応、リハビリでしたので、N姐さんとお母様は「絵本太閤記」のあとの幕間に、病院に帰って行かれきました。あぁ、姐さんとこうしてお芝居見れて本当に良かったし、この先この子らが花形役者になっていく姿をじっくり見届けましょうねぇ。などと、思いながら後ろ姿を見送り…、虫六はそのまま残って「梅ごよみ」を拝見。

辰巳芸者の恋の鞘当てを描いた世話物でしたが、勘九郎さんが(へぇ、ここで女形ですかー)。初めて見る作品でしたので、ちょっと珍しかったです。菊之助は一時期ちょっと太ったかな—と思っていたのですが、この役はとても綺麗で似合っていました。こういう徒な女形はぴったりだなぁ。



そして、ばたばたと最終のはやぶさに乗り、虫六の日帰り黒い羽根ツアーは終了したのでした。
(翌日はタッチ交代で、家人Tが、虫六子のアパート契約とデビッド・ボウイ展のため東京に出かけてゆきました。)

2017年2月12日日曜日

1月に読んだ本

2017年1月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1220ページ
ナイス数:15ナイス

ACCA13区監察課(6)(完) (ビッグガンガンコミックススーパー)ACCA13区監察課(6)(完) (ビッグガンガンコミックススーパー)感想
解けた解けた。クーデターも解けてみればずいぶん大げさな寸劇でしたが …。で、課長?!とりあえず、「P.S.」編がありそうなので、楽しみ。
読了日:1月31日 著者:オノ・ナツメ




ACCA13区監察課(5) (ビッグガンガンコミックススーパー)ACCA13区監察課(5) (ビッグガンガンコミックススーパー)感想
6巻出たので復習。
読了日:1月29日 著者:オノ・ナツメ







部長、その恋愛はセクハラです! (集英社新書)部長、その恋愛はセクハラです! (集英社新書)感想
お薦めされて一読。セクハラでやっかいなのは勘違いと恋愛の曖昧さ。被害に遭いやすいのは協調性があり相手に情緒的配慮ができる女性らしい。職場の上司や交渉相手、大学の指導教官など、メリットのある相手(尊敬するならなおさら)気にいられようと丁寧な態度は自然にとってしまうもの。それを、肉食系中高年男性は「俺、モテてる?」とミスキャッチして性的なアプローチに及ぶことに 。女性の中に違和感が生まれても、断れば気まずい事態が予想され、いまさらノーと言えないままセクハラに。でも男女のことはどこまでもグレーゾーンなんだろな。表に出ない事例もごまんとあるだろうし。

読了日:1月25日 著者:牟田和恵
谷崎万華鏡 - 谷崎潤一郎マンガアンソロジー谷崎万華鏡 - 谷崎潤一郎マンガアンソロジー感想
中央公論社のHPで月1回更新のまんがアンソロジーとして連載されていて高野文子さんの回などたまにチェックしていましたが単行本になったのでさっそく購入。作品タイトルページのフラクタル柄が凄いわぁと思ったら、「万華鏡」だったとあとで気がつきました。原作は知ってるのも知らないのもあったけど、それぞれの解釈が多彩で妄想も炸裂で面白い競作でした。個人的には耽美系の作品よりも、高野さんや山口晃さんの日常に向かう感性を切り取ったものが好み。「台所太平記」の磊吉先生のうさぎの被り物がかわいい。そして初さん好き。
読了日:1月16日 著者:榎本俊二,今日マチ子,久世番子,近藤聡乃,しりあがり寿,高野文子,中村明日美子,西村ツチカ,古屋兎丸,山口晃,山田参助

日本の身体 (新潮文庫)日本の身体 (新潮文庫)感想
期待通りどのインタビューも目から鱗で刺激的でした。尺八は身体を1本の筒と化して深い呼吸で演奏している話(中村明一)。双葉山の土俵際で力を抜いて、個体が液体になる感じに身体を使う相撲の話(松田哲博)、熊狩りの時期は山にまだ雪が残る4月下旬から5月初頭の2週間の間のみ!というのが実に理にかなっている話(工藤光治)、ブルース・リーの筋肉は人に触わらないと鍛えられない付き方をしてるそうな…などなど聞いてみないと想像も出来ないことあるものです。いかに自分が身体を意識してないか、三味線も上手くならないわけですねー。
読了日:1月12日 著者:内田樹

読書メーター

2017年2月10日金曜日

お三味線ケースの雨カバーを自作

今年の年賀状に何げに予告しておりましたが、今年の秋には大きな発表会がありまして、我が一門では先生から「勧進帳」やるわよ!って宣言され、去年から「瀧流し」の合方など気合いを入れて練習していたんですけども、ここに来まして急に「曲目変更!」の号令が掛かって、(ご無体な…ヽ(;´Д`ヽ)…)相も変わらずてんやわんやの今日この頃です。(モチベーション折れるわ—)。しかし、曲がった角の先にはこれまた難曲が待っておりましたので、気を取り直して精進あるのみでございます。

で、ちょっくら気分転換にひさしぶりにお裁縫などしてみました。

一昨年お三味線やさんから買った三味線ケース(三折用)の雨カバー、選択肢がなくて、いまいち柄が気にいってなかったのです。でもお値段の割に単純な作りだったので、自分で作れるなぁーと思っていたのでした。

町の手芸屋さんでラミネート生地をみつけましたので、さっそく運針。

型紙なしで、ケースを実測しながら一発勝負。

すこし生地が柔らかめだけど、雨カバーだから良しとしよう。折りたたんで小さくなるし。せっかくミシンを出したので、ついでに他のものも作ろうかな…と、縫い物ブーム到来の予感です。

2017年2月9日木曜日

オリーブ剪定してみました。

仙台も雪が降ってやっと冬っぽくなってまいりました。
今年は貧乏くさい冬がこいをやめて、ベランダ栽培のオリーブのために大盤振る舞いで温室をしつらえてやったのですが、

 なんだか温かすぎるのか、冬だってのに妙に枝が伸びてきまして、ビニールを突き破りそうになってしまったので、先週の日曜日に剪定をすることにしました。いちおう2月は剪定の時期らしいの。

ビフォアー状態の写真を撮り忘れてしまったんですが…、
枝振り見ていたら生け花しているときの手つきになってしまい、面白くなって、ついつい大胆に切りすぎてしまったかな。


もしかしてさっぱりしすぎ…?ちょっと不安。
でも、オリーブは丈夫なので、剪定には正解も失敗もないそうです!(ほんとかー?)
暖かくなったら、また枝を伸ばしてくれるでしょう。

で、このところピン留めなしでは暮らせないほど髪が伸びていたので、自分もさっぱりしようと、御用達の美容室に予約の電話を入れたところ、今日は満員だから別な日にしてもらえると助かりまーすってNGだされて、さっぱりさっぱりできなかったって、オチでした。今週末は行けないので、伸びた髪のまま2週間ストレス抱えるのかぁー。

2017年1月7日土曜日

12月に読んだ本

2016年12月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:317ページ
ナイス数:14ナイス

猿の眼: 僕ノ愛スル器タチ猿の眼: 僕ノ愛スル器タチ感想
骨董好きはドラマ「白州次郎」で青山二郎を演じたのがきっかけとは驚き。あの役ハマってましたので。とはいえ、身銭を切って審美眼を養う骨董の世界、易々と入り込めるものではありませんが、そのあたりのドキドキが猿之助といえどもあるんですね、笑。茶道誌に2年間連載されたというエッセイは、ちょうど亀治郎から猿之助に襲名する時期でもあり、興味深し。そして最近はやや熱も冷めて…と言ってしまうところが、また猿之助らしい。それにしても趣味の良い楽屋だなぁ、壁には千住博の「ウォーターフォール」のリトグラフ…こんな部屋に住みたいぁ
読了日:12月27日 著者:市川猿之助

まっぷたつの子爵 (1971年) (文学のおくりもの〈2〉)まっぷたつの子爵 (1971年) (文学のおくりもの〈2〉)感想
30年ぶり再読。トルコ軍とキリスト教徒の戦いで砲弾をあび、真っ二つにされ(!)人格まで≪悪半≫と≪善半≫に別れてしまったメダルド。本来は一人の人格には善も悪もどちらともいえないものも分かちがたくあるものなれど、置かれた世界や社会によってそれが引き裂かれてしまう怖さ。戒律主義者となったユグノー教徒も、快楽に耽る癩患者も、人を殺す道具と知りながら精巧な絞首台造りに腕をふるってしまうピエトロキョード親方も。それにしても、頭の先から包丁で切ったみたいにメダルドを割って表現してしまったところがカルヴィーノ凄い。
読了日:12月7日 著者:イタロ・カルヴィーノ

読書メーター

2017年1月1日日曜日

2017年、今年もよろしくお願いします

あけましておめでとうございます。

いつも拙ブログにおつきあいいただきありがとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。


今年は、今年こそは
お稽古も、ブログ更新も
マメにしようと思っております。(新年の誓い)

この秋には気合の入る舞台が↑まっとりますので、
サボっている余裕はありませんです!がんばります。

2017年元旦