2009年12月8日火曜日

東海林太郎音楽館と小沢昭一的こころ

公園を出て、お昼でも食べるか…とぶらぶら歩いていたら、「東海林太郎音楽館」という看板にぶつかりました。
(隣は「大鵬」の記念ギャラリーらしい。)で、なにやら予感がして入ってみることにしました。

東海林太郎と言えば、燕尾服にロイド眼鏡、直立不動の姿勢で唄う昭和を代表する大流行歌手ですよね。テレビでは見たことがありました。そういえば、公園のところにも記念碑が冬眠していました。秋田出身の歌手だったんですね。

入ってみると、これが小さいながらも様々な資料がぎっしり展示されていて、かつ、けっこう状態よく管理されていました。東海林氏が最後にきたタキシード、写真、等身大の油絵、レコード、文化勲章、直筆の掛け軸、年表、満州鉄道勤務時代に書いた調査研究論文まで、東海林氏の仕事と人となりを伝えるには十分な資料です。

また、室内にはボランティアで解説をしてくれる親切なスタッフもいて、いろいろと面白い話をしてくれました。

資料館の設立には、東海林太郎顕彰会という団体が母体となって県や市に働きかけたそうなのですが、結局、いい答えが得られず、小さいながらも自分たちで作ろうということになり展示室をつくり、ボランティアで受付を受け持って運営しているそうです。秋田の人は立派だな。

生前愛用していたという机には、東海林太郎の全楽曲をダビングしてあるというCD40枚のボックスセットが置かれていました。1000曲収録されているらしい ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ 1000曲!まだまだあると言ってました。

そして!その横に「小沢昭一的こころ」の放送台本が置かれていたのをめざとく見つけてしまいました!!

小沢さん、昭和歌謡のCDも出してますからね、お好きなんですね、やっぱり。で、ずうずうしく「中を見てもいいですか?」と聞いてみると、「どうぞ、どうぞ」とお許しをいただいたので、ぱらぱらと拝見しました。ほとんどアドリブかと思うような、あの番組の語りですが、実はちゃんと台本あったんですね。意外にかっちり書いてありました。もっともその通りに読んでいるのかどうかは分からないですが…・しかも、1週間分まとまって綴じてありました。やっぱり1週間分まとめて収録しているんでしょうね。(当然か…)この回の放送を聞いてみたいと思い、帰宅してから虫六秘蔵の「小沢昭一的こころ」CDボックスセットを確認しましたが、入っておらず、残念でした(爆)

秋田の東海林太郎顕彰会のみなさんの心意気に感銘するところがあり、思わず記念手ぬぐいとブックレットを購入してしまいました。

秋田に行ったら、ぜひ「東海林太郎音楽館」へ。

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