2010年5月24日月曜日

毒気の抜けない爺さんと、総稽古

今日は休みで、猿舞座のチラシなどを作っていたのでしたが、先週の「ぼくらの時代」(フジ系_小沢昭一さん、前田武彦さん、大橋巨泉さんの鼎談だった)を録画しておいたのを思い出し、休憩がてら見たりしました。

テレビ創世記を築き上げた御大三名。毒気のある話が面白かった。今のお安いばかりのテレビ界に、前タケさんが矜恃を感じる苦言を呈せば、巨泉さんが今も「生意気な若造」みたいなポジションで「それは君古いよ!」とか言いたいことを言って(70過ぎてそのままというのも凄いと思うんですが)、小沢さんがちょっとはぐらかすような感じで話題をずらしちゃう…でも一番毒気があるのはこの爺さんのようです…。両手でチョキチョキのジェスチャーしながら、どうでもいい話で時間をつぶすお笑い番組全盛の昨今、久しぶりで面白いフリートークを聞きました。いちお、カメラが止まったということで、巨泉さんが挨拶して帰ると、残った御大二人がおもむろに煙草を取り出し一服しながら、「あいつがいると俺たちしゃべんなくていいから楽だね…」「でも、あいつ自分の話しかしないんだ…」とか黒いアフタートーク。これも計算尽くかなぁ、凄いなぁ。
やっぱり、和芸は奥深い!だいたい、そうでなくちゃつまんなすぎるもんね。うまさが分かる視聴者になりたいものです。

今日は7時からお稽古。
兄弟子Kさんの発案で、面白いフォーメーションで合わせてみたら、凄く上手くなって、先生が大喜びしていました。しかし、本番まで今ひとつ心配ってことでもう一回お稽古をしていただくことになりました。

今日はこれから夜なべして「半襟つけ」をするのです。


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