2011年3月19日土曜日

モノがない_3月14日震災4日目

不安なまま、また夜が明ける。
朝7:24兄から携帯に電話。家族全員無事とのこと。安心して涙がでた。相馬に行けないのがもどかしいが、兄が大丈夫なら家族を守ってくれるだろうと、とりあえず自宅の復旧に集中しよう。

ガスパ家の朝ご飯。鍋で炊いたご飯、即席味噌汁、玉子、梅干し。
電気がないけど、アラジンストーブとカセットコンロで調理。元気出る!
昨晩は床が堅くなかったので、久しぶりで眠れた。ここは別世界だ。

自宅まで歩く。途中でブロック塀が倒れていた。

道路が…
陥没している。

この車の渋滞はずっと先にあるガソリンスタンドまで続いている。
昨夜のうちからすでに何台か並んでいた。

ホームセンターには石油を求める人の列。
石油ストーブは暖を取り、お湯を沸かせる有り難い道具になっている。
我が家にはないけれど。
スーパーや小売店がとりあえず開店して品物を出しているらしく、ところどころに行列ができている。

神社の石灯籠も崩れていました。
コンビニに少し人が並んでいたので、行列に入ってみる。隣に並んだ女性と情報交換。「長町ラーメンが食べたい」と言っていた。そんな消費生活はしばらく出来そうにないんだろうな…と思いがよぎる。ライフラインの復旧にもまだだいぶ時間がかかりそうだし、長期戦になりそうだ。
自動車が行列を横切って一台入ってきて、おりた男性がヘンなことを口走っている。刹那的になって頭が可笑しくなった人も出てきたのか?
店内には必要なものはほとんどない。トイレットペーパーが欲しい。インスタントの味噌汁とか海苔とか買って帰宅。

中学校が漏電のため小火騒ぎを起こしたらしい、美術室が黒こげになっていた。

午前中は買い出しした方がいいかもと言うことになり、虫六子と自転車で出る。職場に顔を出したら、Oさんがこの4日間軟禁状態だと疲れを見せていた。
また、昨日の生協で開店したので虫六子と並んで、2リットルの水3本ほか購入。赤札の餃子の皮が残っていたので、使える調理器がホットプレートだと思い、3パックゲットしてみた。

その帰り道、いつもお世話になっている肉・野菜・魚の棟割り小売り店舗(K新鮮館)の肉屋さんに行列が出来ていたので、虫六子に自転車の番をしてもらって、並ぶ。ソーセージやベーコンなどの直ぐ食べれる食材は無かったけど、とりあえず豚肉肩ロースと鶏モモ、クリームチーズを購入。
帰って小分けして冷凍。

お昼は地震前に買ってあったパンにジャムをつけて食べる。

気になっていた関係者に電話をかけて安否確認。実家は繋がらない…。

なかなか片付け進展せず。今日はキッチン、寝室、洗面所に空間を作った。とりあえず。
実家の母より電話。自宅の電話が壊れているらしく、親戚のうちからかけてきた。元気そうだった。家の被害もたいしたことないと聞いて、また安心。

3時頃、ガスパパがポータブルのバッテリーをチャージに来た。帰りに車で迎えに来てくれることに。
職場からメール、明日の1時に打ち合わせをするから出勤せよと。

ガスパ家についたら、ちょうど停電解消。明かりがついて、みんなで「東北電力ばんざーい!」と叫ぶ。電気の明かりって力強いなぁ。

今日の晩ご飯、ホットプレートで焼きそば(お肉入っています!)。旨い!
飲み残しの上喜元が出た。こんな状況下で晩酌をする我ら…。
船形山の頂上でビーフシチューを煮込み、蕃山の頂上で青椒肉絲を食べた「じだらく山の会」らしいなぁと、ヘンな納得のしかた。

いろいろとメールを貰っている。携帯で返事を出す。早くPCをつなげたい。

そして気になる報道は福島第一原発が被害にあったというニュース。
実家にも近い、心配だ。



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