2014年11月6日木曜日

松の会2014

11月1日、赤坂の金龍にて、「第14回松の会」があり、我が忠美恵一門も日頃のお稽古の成果を聞いていただきました。


虫六の出番は後半の2番目くらいで、出し物はこの1年お稽古してきました『鞍馬山』でした。
再三言い訳しておりますが、お仕事山場つづきでまったく暇なし。その状況で、朝早起きしての自主練…ではありましたが、前日の先生のホテルでの最後のお稽古で、やっとOKがでるというギリギリ感。っていうか、あのOKも先生のおまじないだったかも。
お三味線、人生の彩りのつもりが、ストレスになっております(爆)

で、ド緊張で本番がやってきまして。右にお唄の圭江先生、左に忠美恵先生、直矢さんと並んでくださいましたが…。(あれ、なんで先生、お三味線おいてんの?)

!!!!!!!!!!!!!!(゚ロ゚屮)屮

なぬー!前弾き、私ひとりでやるんですか!!
あー、そういえば大薩摩のときは確かに立てがひとりで弾いて、二枚目以降は三味線は膝にのせずに床に置いてました…思い出した。
思い出せば、先生「ここは貴女ひとりで弾くのよ!」とは言っていたけど、練習のときは先生もお三味線を持っていたので、このシチュエーションは想定外。脂汗が滲んできました。

「ハオー」の掛け声だけは先生が掛けてくださって、なんとかひとりで前弾き完奏。やったーと思ったら、緊張が持続できなくなり、合奏部分は音符があちこち抜けてしまいました。とほほ、せっかく覚えたはずなのに…。でも、何カ所かある独奏部分だけは立派に弾けたと、よしよしと先生に褒めていただき、モチベーションを明日につないだ虫六でした。

おわたー。

ところで、今回の『鞍馬山』は、虫六にとってはとっても勉強になり、かつ、とても好みの曲でした。
まずは、撥使いのコツのようなものが掴めた気がしたこと。これまで勘所をはずさないことにばかり気をとられていた私ですが、糸をビィンビィンならす感触がなんとなく身体に入って気がして、撥が、音を表現する上でとても大事だと理屈でなく実感できました。また、その上で勘所がばっちりあうと、倍音が増幅して、炎がめらっと膨らむような、ときにはアークが飛ぶような陶酔感がやってくるのですよ。これは、聞いている人より演奏している本人が一番強く味わう快感であると思っております。
そんなわけで、大薩摩、まだまだ奥深い。もっともっと上手になりたい。
次の課題曲も気になりますが…。

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