2009年12月2日水曜日

11月に読んだ本

11月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1742ページ

きのう何食べた? 3 (モーニングKC)きのう何食べた? 3 (モーニングKC)
いつも心づくしの美味しいものを食べていても「サッポロ一番味噌ラーメン」が食べたくなる気持ち、分かる!そして、その「作る→食べる」時間はだれにも邪魔されたくないんだね。それは麺が延びるから?それとも大人の距離感?
読了日:11月25日 著者:よしなが ふみ

タモリのTOKYO坂道美学入門タモリのTOKYO坂道美学入門
以前から気になっていたのですが「ブラタモリ」見ていて堪らずポチってしまいました。東京は下町も、明治に開発された山の手でも、坂道だけは江戸の地形(と名前)がそのまま残っているそうです。タモリさん写真うまいですね、時空を超えて江戸の町が彷彿され不思議です。東京に住んでいると町歩きのガイドとして使えそうですが、私は硬派な編集の方が好みなので、お立ち寄りスポット(これ本当にタモリさんおすすめか?)より、江戸時代の地図とか大きめにしてほしかったかな。
読了日:11月16日 著者:タモリ

双調平家物語〈2〉飛鳥の巻(承前) (中公文庫)双調平家物語〈2〉飛鳥の巻(承前) (中公文庫)
飛鳥の時代にあって、厩戸皇子についてはほとんど語られないというのが、「日出ずる処の天子」世代の自分としては、え、そうなんですか?でありましたが、これは帝とそれを擁立する(たてる)勢力の物語で、そうなると物語の流れは蘇我氏を追うことになるんですね。帝の条件は「筋目が正しく、己を空しくする」ことが肝要だと蘇我の長・馬子は断じます。後半は「国とはなにか?」をはじめて問い、我が朝には「国」の体がないことを覚えて革命をおこした中大兄皇子と鎌足公の物語。二人が夏の河原で問答する場面がすがすがしい緊張感に満ちていました
読了日:11月15日 著者:橋本 治

きのう何食べた? 2 (モーニングKC)きのう何食べた? 2 (モーニングKC)
やや説明が勝っていた1巻に比べて、二人の会話の間合いや、エピソードのオチがいいところに届くようになって、ちょうど煮物に味がしみるようにいい感じになってきました。これははまるパターンです。レシピにもそそられるし。世間的にはイケメンで通りそうな史朗が、新宿2丁目あたりではモテ系ファッションからかけ離れていて、イケてないゲイだったというのが可笑しかった。
読了日:11月03日 著者:よしなが ふみ

きのう何食べた? 1 (1) (モーニングKC)きのう何食べた? 1 (1) (モーニングKC)
料理が得意なイケメンの弁護士・筧史朗とちょっぴりイーカゲンで頼りなげな美容師・矢吹憲二のゲイライフ。おうちご飯のメニューが食欲をそそります。40代と言う設定もなんだかいい。それにしても、美味しい晩ご飯を毎日キープするためには仕事は6時で片付けないとダメなんですね〜(涙)。自分がまともな暮らしをしていない気になりました。
読了日:11月03日 著者:よしなが ふみ

竹光侍 7 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)竹光侍 7 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
いよいよクライマックス。邪気で膨らんだ木久地の黒い影がじわじわと宗一郎に忍び寄ってくる。ずんずん緊張感が高まるドラマ運びといい、雨の中の殺陣といい、こんなに時刻感をともなった濃密なマンガを見たことないです。映画のようで、それ以上の表現を漫画文化は持ちましたね。こんな凄い絵が描かれているのに、ネットマンガが主流になってモニターで見せられるようになっちゃたまらんな。
読了日:11月03日 著者:松本 大洋

竹光侍 6 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)竹光侍 6 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
(再読です)旗本の冷や飯食い・御輿大三郎は「竹光侍」のもう一人の主人公でした。芝居がかった生き様は華々しく切なくて、胸に詰まります。「大三郎と源次」は本作の外伝ですね。
読了日:11月03日 著者:松本 大洋

双調 平家物語〈1〉序の巻 飛鳥の巻 (中公文庫)双調 平家物語〈1〉序の巻 飛鳥の巻 (中公文庫)
平家物語はずっと読みたかったのですが、橋本版が文庫で出ていると知り、思い切って挑戦。六波羅入道・前の太政大臣平清盛の栄華の甚だしきことをあたかも叛臣のごとく言う人もいるけれど、異朝唐土の弑虐とは比較にならないということで、まずは秦の趙高をはじめとして彼の朝の盛者必衰の叛臣列伝をたっぷり。次は飛鳥朝に至ったところで、第2巻へ。唐土の歴史として日本人が理解していることも、実は正しい伝聞ではなく我が朝の都合のいい部分だけを伝えられているらしい。早速はまりそうですが全部で16巻!ゆっくりいきます。
読了日:11月02日 著者:橋本 治

読書メーター

2 件のコメント:

  1. いやいやいや、昨日なに食べ3は思い当たる事ばっかでしたね~。大晦日のジャニーズとか。近所の子供を可愛がる事に決めた親とか。その他もろもろ。(≧∀≦;)

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  2. >銀子さん
    ヤパリ、アナタモ、「昨日なに食べた?」ニハマッテオッタカネ?

    これ共感すること大過ぎでしょ!世代も近いし。

    この主婦感覚モリモリのイケメン(?)弁護士が野菜の底値を求めて、スーパーマーケットで狩りをするところとか、なぜか家人Tがツボってしまって、かつ、これをレシピ本に晩ご飯作ってます。本当はゲイだったんでないの?と疑ってみたりして?
    虫六は美容師の矢吹氏のひょうひょうとした感じも好きなんですが…(でも表に出せない心の傷とかもってそうですね)
    つづきが気になります。

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