2013年6月21日金曜日

猿舞座S市里めぐり公演2013

今年も猿舞座がやってきました。
今年は事情により詰め込まないツアーになってます(というか、そういう予定でした)

15日(土)S市荒町毘沙門堂前。
実は予定にありませんでしたが、3日くらい前に16日の歴民公演のお知らせがラジオで流れて、荒町の名物おじさん(おじいさんですかね)出雲幸五郎さんにキャッチされまして、急遽やらせていただくことになりました。
毎週(?)土曜日に出雲さんのお店「幸洋堂」(←文具屋さんです)から出発して荒町のガイドツアーをなさっているということで、我々は毘沙門さんの前で待っていてサプライズゲストとして猿まわしをしてくれという注文。

雨降りなのでそうとう微妙でしたが、お猿がでてきたら止んできまして、なんとか大成功。お客さんは20名くらいかな?こじんまりして町のちいさな境内らしい雰囲気でした。
不確定要素が多すぎて、及び腰の態度をとっていた俄マネージャーの虫六に、イベント歴ン十年の出雲御大から「案ずるより産むが易し!」と訓示が与えられました。(苦笑)


16日(日)S市榴岡公園内 歴史民俗資料館前
主催は仙台市歴史民俗資料館で、11:30〜,14:30〜の2回公演。
朝は雨が降っていて心配でしたが、天気予報は昼に向けて快方ということだったので、予定通り野外でぎりぎり待ってみることにしました。

よし、なんとか晴れてきたぞ。

わあ、今年もいっぱいお客さんが来てくれました。
恒例化して6年目。毎年来てくれるリピーターさんもいます。
「お猿さんが見たい人?!」
「はーい!!!!!!!」
「いま手を上げてない人、何しにきたの?」
……定着してきて嬉しいぞ!
ちなみに午前中は473名、午後は295名のお客さんが来てくださいました。

「猿舞座の若頭・村崎耕平と日本猿の夏水と申します。どうぞよろしく。」
おいおい、なっちゃんどこ見てんの?今日も自由に振る舞っております。

暑いね。お水飲みたいの?

今日もなんだかんだで最後までやってくれました。
そして、クライマックス!S市だけで見せる技「羽ばたけイヌワシ!」(笑)
(今年も向こうの球場で、楽天vs阪神戦が繰り広げられております)

よっしゃー!高いぞ!

あー怖かった?ソッコーで若頭のひざに飛び込むなっちゃん。甘えん坊なんですよ〜。
あ〜、よくやった、よくやった。

究極のお祓い芸「風車」。
これで1年S市榴岡周辺は大丈夫だね。

猿まわしの次は笊まわしだよ〜!


17日(月)S市(初お目見え)東北福祉大学
(主催は同大学仏教専修科)
お昼休み、構内に謎の太鼓が鳴り響きました。
なになに?戸惑いと興味が入り交じる学生たち。

うおー、付属幼稚園の園児達、約100名。そのまわりをぐるりと囲む、学生と教職員のみなさん。立ち止まって短時間みていった人も含めると1000名以上じゃないかと。
すごいなー、耕平君も久しぶりの大舞台でやや緊張気味。

今年の相棒は、金沢在住のフォークシンガー、イージー・タクさん。
マイクなしで熱唱しております。

夏水くんは暑くて大変そうでしたが、上手に芸をみせてくれました。(後ろの庭園にちょろちょろと水が流れておりまして、ソッコーでそこに入ってましたな)
園児達たちも早くからスタンバイしてくれたので、熱中症とか心配だったけど、最後までおりこうさんに猿をみてくれました。某先生のお子さんが混じっていまして、とても猿まわしを気に入ってくれ、家に帰って「明日も猿みる〜!」と興奮気味に叫んでいたとか。
ありがとう、それが本仕込みの猿まわしです。
記憶の粒としてインプットしておいてくださいね。

全国で2組しかいない本仕込みの猿まわし。しかも珍しい里めぐりの形態を大事にしている猿舞座の芸能は、なかなかお目にかかれない芸能の原石みたいなもの。
本質とは関係ないいろいろな要因がハードルとなって猿まわし公演は実現しないことが多いのですが、さすが仏教専修科の先生方は、その本質を見抜かれて、大学でこんな機会を作ってくださいました。チャンスをいただけたこと、とても感謝です。

想像していたよりも、学生が集まって食いついていたと、先生方もビックリしていました。

さてさて、夏水くん。芸を終えて、「またねー」っていうといつも真っ先に帰っていくのに、今日はなぜか帰りたがりませんでした。舞台にぺたっとなって動かないっす。
いやはや分からないことばかりですね。猿って本当に不思議な動物です。

まずは、3日間の公演を終えて、猿舞座は山形へと去っていきました。
また来年!お元気で〜。無事に山口に帰ってくださいまし。


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