2014年8月31日日曜日

追悼、ゴン!

去年も今年も虫六子の受験などがあり、まともに帰省が出来なかったのですが、たまたま1日だけ休みをあわすことができたので、虫六子と相馬の実家に日帰り帰省をしてきました。

ふたりが少し心配だったのは、老犬のゴンが元気かどうか…だったのですが、嫌な予感というものは当たるもので、いつも到着するとワンワン吠えて過剰な歓待をしてくれた鳴き声がしない…。

生き物の気配がない犬小屋が、いつもの場所にありましたが…。

聞けば、今年の3月に逝ってしまったとのこと。虫六子は保育園の頃に貰ってきた犬だったので、14、5才になっていたかな。父の散歩相手でしたが、あちこち弱って、白内障になったり歩けなくなったりして、最後は老衰だったとのこと。
遺影もなにも無かったけど、犬小屋と散歩紐がいつもの場所に掛かったままでした。

ゴン!いっぱい遊んでくれてありがとう。
安らかにお眠りください。





2014年8月23日土曜日

うたとうたのあいだ

お盆過ぎに毎年恒例となっている、火星の庭での(かえるさんこと)細馬宏通さんと澁谷浩次さん(yumbo)のライブですが、今年はなんと!スタディスト・岸野雄一さん(今回はヒゲの未亡人としてではありません)が参加して、「うたとうたのあいだ between SONG and SONG」というトーク&ライブになってやってきました!


本日は豪華3本立てということで、火星の庭はじまって以来の大入りで、なんと!立ち見が出たとか、入場をお断りしたとか…。さすが大物は違います。っていうか、どこに出演者がいるか、分かります?

なにが3本立てかというと、
 1)『うたのしくみ』トーク特別編 細馬宏通&岸野雄一
 2)岸野雄一ソロ・ミニライブ
 3)細馬宏通&澁谷浩次ライブ 特別ゲスト・岸野雄一
となっております。

『うたのしくみ』トークは、さきごろ細馬さんがウェブサイト「modernfart」の人気連載「歌のしくみ」を単行本化したことにちなみ、このような『うたのしくみ』トークライブをやっていらっしゃるということで、今日のお相手は岸野さん。どんな歌を分析して欲しいかリクエストも受け付けていたのですが、選ばれた曲は…。

北原ミレイの「石狩挽歌」(作詞:なかにし礼、作曲:浜圭介)!



北海道のにしん漁の盛んだった港町の栄枯盛衰を背景に女の心模様を歌うという、いわゆる演歌なのですが、「ごめ」や「つっぽ」に「かさとまる」、さらには「古代文字」などなじみのない単語が並ぶ歌詞を、1行ごとにああだこうだと細馬さんと岸野さんが解釈していくと、必ずしも筋の通ったストーリーでもないのですが、いつのまにか波しぶきの向こうに舟の幻を見ながら北の寒風をあびている語り手の気分に…(笑)。さらに、岸野さんからは、この曲はキング・クリムゾンの「エピタフ」が下敷きになっていて、はっぴいえんどの「ゆでめん」と同じエンジニアが日本で初めてタオルを中に仕込んだドラムの音が効いているなどの、マニアックなネタも披露されて、ふと気づくともうこの1曲で小一時間そんな話を(爆)。



あとは、駆け足で、リクエスト曲は紹介がてら一言ずつ軽くなでていくというような展開に。

最後にもう1曲ということで、新生キリンジの新作から「Fugitive」(作詞・作曲:堀込高樹)が取り上げられました。どうぞ、月イチでやってください。ラジオでもいいので。

さて、第二部は、岸野雄一さんのカラオケ・ショー。
「ラーメン人生」「とんかつ一代」「ハムになろう」「正しい数のかぞえかた」
最初の曲など軍歌調歌謡ポップスですが、カラオケの押し寄せる波のようなシンセがときに上野耕路のゲルニカを思わせるところも。岸野さんの堂々とした歌いっぷりは、絶妙な語り芸も含めて、ヒゲの未亡人のチャーミングさとはまたひと味違う魅力がありました。

そしていよいよ第三部は、3年目にして12曲のオリジナル共作曲が揃って(1年に4曲ずつ)、アルバムも作れるねってことになったという、かえるさんと澁谷さんライブ。3年目ともなると曲にもパフォーマンスにも、お二人の上り調子の洗練と深みが感じられて、そうとう面白かったです。CD化を楽しみに待ってます。

圧巻は、夏休みのラジオこども相談室をネタにした新曲「スワンプ相談室」。コンセプト的にはドナルド・フェイゲンの「ナイトフライ」を元にしているそうですが、導入部はサウンド的にはドクター・ジョン風のセカンドラインのピアノのリズムと澁谷さんのダミ声ヴォーカル、途中のジングルは二人のさわやかなファルセット・コーラス、さらにお客さんからの悩み事相談を相談員カイツブリ(?)がアドリブで自在に取り入れるという盛りだくさんの曲構成。そして、岸野さんが参加して、美大生の「共感覚」がテーマの卒論から、映画「遠雷」の永島敏行(トマト栽培農家)ネタを盛りこんだ爆笑アドリブ・トークが入った「トマトジュース」も忘れずに!全12曲を完奏したあとのアンコールは、まさかの(笑)「石狩挽歌」のカヴァーで、楽しい夏休みのコンサートは終了したのでした。


会場が満杯なので、出演者はなぜか店の外で休憩タイム…。
また、来年もお待ちします。


2014年8月20日水曜日

虫六子の休日_歌舞伎座8月納涼歌舞伎「たぬき」

17日は虫六子のお休みに付き合って、午前中は某大学のオープンキャンパスに。

学内の展示ホールにヤノベケンジの新作が置いてあるって…、田舎の零細国立大出にはパチクリなんですけど。羨ましいを通り越しております。

で、いま、木挽町あたりは夏の3部制ざんしょ。
夜は中村屋のニューヨーク凱旋公演(え、ニューヨークに行ってたんですか!?)のようでしたが、それを見ていると帰れなくなりますので、三津五郎丈贔屓の虫六子のリクエストもあり、2部の「たぬき」を見せていただくことにしました。
(誰ですかー、結局見るのか…とか言っている人は!)

八月歌舞伎座納涼歌舞伎

【第2部】

一、信州川中島合戦(しんしゅうかわなかじまがっせん) 輝虎配膳
   
長尾輝虎   橋之助
直江山城守  彌十郎
唐衣     児太郎
越路     萬次郎
お勝     扇 雀

二、たぬき

柏屋金兵衛  三津五郎
太鼓持蝶作  勘九郎
妾お染    七之助
門木屋新三郎 秀 調
松村屋才助  市 蔵
倅梅吉    波野七緒八
隠亡平助   巳之助
芸者お駒   萬次郎
狭山三五郎  獅 童
備後屋宗右衛門 彌十郎
女房おせき  扇 雀

「たぬき」って作品は落語かなにかの世話物かと思ったら、大佛次郎の近代物で、喜劇とはいえ、シニカルで重いテーマの芝居でした。三津五郎丈の役どころが特にそんな感じなんですが、大病のあとの復帰ということもあるし、根が堅そうなところがはまり役という印象でした。
 勘九郎丈の太鼓持ち蝶作が全体を軽快にしてくれるのですが、これがなんってたって亡き勘三郎丈に声や仕草がそっくりで、ファンのみなさんは十八代目健在のころの納涼歌舞伎を思い出さずにはいられなかったと思います。かくゆう、私めも…。勘三郎さんクン・バーックであります。でも、勘九郎のこの芝居の巧さは、三谷芝居やらコクーン歌舞伎やらでの修行の賜物ですもんね!もっともっと大きくなってください。

「え、大和屋の所作事はしっかり見ておけ!っていうのが、死んだオヤジの遺言なんだよ」ってアドリブに会場がわぁとなり、三津五郎丈が照れ笑いをしていたのが、印象に残りました。

 そして、またいちだんと艶を増して、オーラを増している七之助丈。贔屓目と言われても、良いものは良いのであ〜る。お染、ヤバイわー。これは金兵衛も骨抜きになります。
っというか、この数年で七之助のファンが会場内を占める割合が激増している気がするのは私だけでしょうか?
 今回の公演は、萬次郎さんも大活躍でお得感あり。花道近くだったので、「輝虎配膳」の越路もしげしげみました。
 ところで、「輝虎配膳」って変な話でした。怒りで着ている服を脱ぐって…。どこにそのお琴隠してあったのでしょう…。女ふたり旅でやってきたのに。あぁ、それにしても扇雀さんのお琴には“伸びしろ”を感じましたです。おせき役の方は、つんとして身も蓋も無い感が上手でした。七緒八君も倅梅吉役で登場、何言ってんのかよく分かんなかったけど(苦笑)可愛いから全部赦す!イノセントだねー。


終演後、銀座で晩ごはんを食べて虫六子と別れたのですが、恵比寿ビールの専門店に入ったら、虫六子が「トイレに行くならカメラを持って行った方がいいよ」なんて言う。
そんな変態じゃないの…と受けながら、言われた通りにしたら…ほい、1枚いただきました!
しかし、中村屋に見られながらおしっこするのは、ちょっと恥ずかしいですけどね。

ヨコハマトリエンナーレ2014

東京でプチ自活中の虫六子が17日だけ予備校が休みだというので、ちょっくら上京してみました。
前日に入りましたが、虫六子の授業終了までは時間があるので横浜まで足をのばして、「ヨコハマトリエンナーレ 2014」を見ました。いえ、本当は虫六子に見せてやるのが望ましいのでしょうが、そんな余裕は彼女にはないのでありました。可哀想に…。
(はやく大学生になって、面白いものを好きなだけ見てください。)

会場に向かう途中で、ピカチュウの大行列に遭遇…。やんやー。
ピカチュウを背景に嬉しそうに自撮りする外国人旅行者。ジャパニーズ・クールであります。ちなみに、これはアートとは別のイベントでした。

3年に1度開催の「ヨコハマトリエンナーレ」。
主会場は横浜美術館と新港ピア(新港ふ頭展示施設)で、会場を結んでシャトルバスも走っております。BankART1929や黄金町エリアマネジメントセンターとも連携しているそうですが、残念ながら今日は時間がありません。

アーティスティック・ディレクターは森村 泰昌さん。
「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」が今年のテーマです。
 11月3日まで開催しているそうです。

会場に入ると、ロビーいっぱいにガラス張りの巨大なゴミ廃棄箱がしめていて、しりあがり寿さんの失敗原稿なんかが棄ててあるのが見えました。300㎥もあるというマイケル・ランディーの美術のためのゴミ箱《アート・ビン》でした。


その上には何やら教祖がかったおじさんが説法しているテレビモニターが映っていて、乳白色の液体を頭から浴びているガンジー像。そして、呪のかかったというかご祈祷済みの水を紙コップでいただけるようになっており…、「心の準備はいいですか?」的にその水を飲むのでありました。

展示構成は、
ふたつの序章と11の挿話からなる「忘却の海」の漂流譚
まるでぶ厚い物語を読むように、奥深いアートの世界にどっぷり入り込んでみませんかというアプローチ。詳しい内容は、ホームページで、いえ、直接会場に足を運んで体験してください。

会場は基本撮影禁止ですが、カメラOKという作品もありました。

今回、出色だったのはこの作品。
福岡道雄「何もすることがない」

この黒い矩形にまるでミニマルアートのように「何もすることがない」と“彫って”ある。
作家は画家ではなく、彫刻家らしい。

森村さんは言ってますよ。「芸術家は、理由もなくいきなり社会や宇宙と格闘しはじめる。たった独りで立ちむかうこの重労働は、生きる衝動の純粋なあらわれなのだが、無意味で無用な徒労のようにも見える。だからそれは、役立つことを求める価値観から離脱して、忘却の海に出ることになる。そしていかなる風にもなびかず、孤独な光を放ちつづける。」
何かの役にたつという価値観から解き放たれた場所に、芸術はあるんだということを、久しぶりに思い出して(日常のなかでそういう感性は薄れていたことを自覚して)、今日、この場所に来て、良かったと思いました。

横浜美術館の会場には、注目の現代作家やジョゼフ・コーネルやA.ウォーホールなども何げに展示されておりいろいろ楽しめました。

そして、必見はやはりこの作家でしょう!!!
新港ピア会場にある、大竹伸朗の大作です!



このひと言では言い表せない感が圧倒的。
記憶と時空を漂う漂流船のようでもあり、移住小民族の住まいのようでもある。
どこからこの作品に掛けられた糸をたぐって行けばいいのか分からないけれど、そんなことも簡単に拒否されているようなカオス感。はぁ、見といてよかった。

あ、タイトル見るの忘れました。すみません。


2014年8月16日土曜日

函館のプレイリーハウスでお茶を「日和茶房」

函館に帰省してきました。
今年みつけたとっておきなスポットをご紹介しましょう。



『日和茶房 ひわさぼう』
 住所: 函館市元町32-10
 営業時間 :10:00~17:00
 定休日 水曜日

んぬぬ、なんだこの函館らしからぬ上品なモダン建築は?
民家じゃないの、ほんとうに喫茶店?

何を隠そうこの建物、「近代建築の三大巨匠」と言われる有名な建築家フランク・ロイド・ライトのお弟子さんの田上義也(1899-1991)という建築家が、昭和3年に設計した建物で、地元の海産商の佐田作郎氏の自邸として建てたものを、竣工まもなく、やはり函館の海産商だった小熊幸一郎の子供夫婦が買い受けて住んでいたそうです。F.L.ライトの建築様式プレイリースタイル(草原様式)にちなんで「プレイリーハウス」と呼ばれているそうです。

函館市の景観形成指定建築物や文化庁の登録文化財に指定されているいわゆる歴史的建造物で、これまでは公開されることなく外観を眺めることしか出来なかったのを、函館屈指の洋菓子店「ペシェ・ミニヨン」がカフェとしてオープンしてしまったというのです。
オープンは2013年6月15日ってことで、去年は帰省出来なかったので発見が遅れました…(||li`ω゚∞) (大げさ)。

「日和茶房」があるのは、函館・元町の日和坂から少し路地を入ったところ、高橋病院の「天使寮」とか「旧・相馬邸」などもあり、このあたりは伝統的建造物地帯。まぁ、函館はどこを歩いても伝建ばっかりなんですが…




門をくぐって中に入ってみました。幾何学な窓枠がモダンでカッコいい。

2つめの入り口。こちらの玄関の方が立派です。
お客さん用の玄関でしょうね。

ちょっと裏にまわってみましょう。
多角形に突きだした部屋があるようです。

こちらは裏庭。落ち着いた風情がここ函館?って感じですね。

あ、ガラス張りの向こうに廊下とお部屋が見える。向田邦子のドラマにでてくる家みたいだ。白壁にさりげなくマッチしています。

立派な玄関から中に入ってみました。突き出たお部屋はここでした。
「オクタゴン」と呼ばれる八角形のレセプションルームだそうです。
重厚な家具とステンドグラス、絨毯の模様もモダンでステキです。
お店の方に「ここで召し上がっても良いですよ」と声を掛けていただきましたが、なんとなく遠慮して、もっと奥のお部屋に進んでみました。

くの字に曲がっていくとさっき見えていたガラス張りの廊下にでました。
テーブルとシンプルな籐椅子が並べてあったので、庭を眺めながらこちらに落ち着くことにしました。

廊下づたいに和室が2つあり、こちらに座っても良いと言うことです。
この日は空いている様子で他のお客さんがいなかったので、建物をじろじろ拝見することができました。
重役の打ち合わせにでも使われそうな高級感。
…妄想:佐分利信「どう、おかあさん元気?○○ちゃん、彼氏出来た?」
    司葉子「やだわ、おじ様ったら」

障子の桟がスッキリとしかし手の込んだデザインで文句のつけようがないです。
もろ虫六好み。こんなお部屋でひがな一日お三味線を抱いていたら至福ですね。

違い棚には何げに鳩があしらわれ、置かれた白い磁器もお洒落。
っていうか、戸棚の襖絵の松の絵まで渋いんですけど。

和室にアンチックの重厚な洋戸棚、昭和の佇まい。

こちらはソファーです。

廊下からはお庭を眺めることもできます。
よくみると、この敷石も全部まるく削ってある…綺麗だナー。

和室の廊下からレセプションルーム方向はこんな感じに見えます。

こんな家に主として住まう可能性は考えられませんが、もしこの時代に生まれていたら、住み込みのお手伝いさんでもいいな…。
…妄想(2):虫六「奥様〜、お庭にお水まいておきましたー。」

さて、「日和茶房」はペシェ・ミニヨンがやっておりますので、出てくるメニューは当然同グループのもの。ケーキは「スナッフルス」、焼き菓子は「ペシェ・ミニヨン」、洋食は「サロン・ド・テ ペシェ・ミニヨン」、和風弁当と酒の肴は「若松旅館」、ぜんざいなどは日和茶房オリジナルとなっております!贅沢!
で、虫六のオーダーは抹茶白玉ね。暑い日につべたい抹茶白玉、粒あんがほんのり甘くて美味しい。

家人Tはコーヒーチーズタルトとコーヒーのセット。
ペシェ・ミニヨンにまで行かずとも、元町をぶらついたついでにここで食べれるのがまた嬉しいですね。

和室と廊下の間の欄間もモダンです。

廊下の突き当たりには大きめの窓。窓枠が可愛い。

2階にも行ってみました。
階段はちょっと急で狭いのですが、天井に頭をぶつけても痛くないように角が丸くなっていました。

こちらは板張りの洋間です。

白い部屋の中に漆の柱が2本張り出しているのですが、それがアクセントになり、またやや大きめの四角や菱形のガラス窓から光が漏れて、とても静謐な空間です。
貸しギャラリーとして使っているようです。

近くにあったら、週イチで通いたい贅沢なカフェ。
また来年もお邪魔したいと思います。


ちなみに、田上義也がこの家を設計したのは29才の時。20才で、F.L.ライトの帝国ホテル建設に参加してその影響を受け、関東大震災を機に北海道にわたり、この家の設計を手がけたようです。窓枠や障子の桟にいたるまで細部にまで宿るモダンな美意識は、青年田上の気概を感じさせます。しかし田上は函館にはあまりチャンスがなく、拠点を札幌に移して、その後、北海道の気候風土に根ざした数多くの洋風建築を残しているそうです。

虫六は建築の専門家ではないので、無責任に言ってしまいますが、
「昭和モダンの銀閣寺」って印象を持ちました。いえ、なんとなく…。


函館プレーリーハウスについては、このサイトが詳しく書いています。
関根要太郎研究室@はこだて

2014年8月15日金曜日

夏休みの午後、氷水を食む

夏休みに入ったとたんに虫六子を東京にとどけ、とんぼ返りして翌日は家人Tの実家がある函館に帰省…と落ち着かない日々でしたが、帰宅して久しぶりでボケ〜っと1日過ごしました。

近所に毎年お盆にやってくるかき氷やさん(Sweet Spice Asano)が出店していたので、午後から歩いておやつを食べにいきました。


自家製のシロップに、手回し氷削り器でシャカシャカつくる羽根のように繊細なかき氷。
見ているだけで涼味が味わえます。
今日のオーダーは。信州あんずのミルクがけにしました。
フルーティな酸味と濃厚ミルクのマッチングが旨し!
家人Tは宇治抹茶と迷って、南高梅に。

虫六子は今頃何しているかな…。

いつの間にか、夏も後半戦ですね。

2014年8月14日木曜日

虫六子のプチ自活

お盆前の10日、虫六子は某予備校の夏季講習を受講するため、東京にショートステイすることになり出発していきました。いちおう、今年大学に合格していれば4月からひとり暮らしが始まる予定でしたが、お預けとなっておりまして、2週間だけのプチ自活であります。

さすがに初日は虫六が着いていって、入寮手続きをし、寮と学校の地理関係を確認しつつ電車の乗り方など覚えてもらい、


学校の場所が新宿だったので、免疫をつけようと駅構内をぐるぐるまわっていたのですが、ちょうど台風で土砂降りにあたり、雨宿りに駆け込んだモザイクストリートの「BANEロ」で、それぞれミニケースを買いました。
こちらは虫六のやつ。こけしと三毛猫のアップリケをつけて貰いました。(虫六子のは気球とシロクマでしたが)

なんとなく後ろ髪を引かれつつ、親はその日のうちに帰ってきました。

予備校の授業そのものより、ひとり暮らしや通学の方がドキドキの虫六子…。お盆期間は寮の食事がでないので、所持金が間に合うように自分で食事(外食)をまかなわねばなりません。勉強になるね…。

あとで、虫六子から写真が送られてきました。
これから2週間お世話になる予備校です。

1日目だけは寮のご飯が出たみたい。

とはいえ、いまはSkypeがあるので毎晩テレビ電話して1日の報告を受けてます。
便利な時代になったものじゃ。

2014年8月7日木曜日

7月に読んだまんが

2014年7月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:542ページ
ナイス数:43ナイス

はなうた散歩道 (ビームコミックス)はなうた散歩道 (ビームコミックス)感想
いちお、朝倉世界一は全チェックなので!これは、あちこちに書いた未収録の小編を集めたやつらしい。けっこう昔のもありました。ふんにゃかだけど、根っこブラックって言う感じは昔からなのです。レンジ先生はなかなかセンスの良さを感じさせ、船頭くま吾郎は個人的にツボ。「温泉カレー」は企画ものだったようですが、単発で終わったのかー(苦笑)それにしても、脳みそ疲れている時の朝倉世界一は和みます〜。
読了日:7月29日 著者:朝倉世界一

海街diary(うみまちダイアリー)6 四月になれば彼女は (フラワーコミックス)海街diary(うみまちダイアリー)6 四月になれば彼女は (フラワーコミックス)感想
すず達もいよいよ中学卒業…。サッカー特待推薦とはいえ、やっぱりこの4人姉妹の家を離れるという選択は勇気がいるね、すずちゃん。でも、お姉ちゃん達はちゃんと貴女の場所を残して待っているから行ってこい!…なんて思わず言葉にしてやりたくなる展開なのでした。それにしても裕也君だけ大人だナー。それと金沢と鎌倉ってなんとなく空気が似ているね。金沢美術工芸大の地図の読めない従兄弟も良い味。それからハンターモードになった佳乃の恋の行方が気になります。
読了日:7月13日 著者:吉田秋生

極楽長屋 (マッグガーデンコミックスEDENシリーズ)極楽長屋 (マッグガーデンコミックスEDENシリーズ)感想
金太郞姐さんがカッコ良いですね。一蝶姐さんは正体不明すぎて感情移入できませんが…(;´д`)。義一にもちっと魅力があると、作品的にはぐっとポイント上がります、です。
読了日:7月10日 著者:岡田屋鉄蔵





千―長夜の契 (花丸コミックス・プレミアム)千―長夜の契 (花丸コミックス・プレミアム)感想
時代劇だけど、BL。和物だけど、悪魔との契約譚のような筋立て。契約が成立すると背中に浮き上がる文様が、くりからもんもん的入れ墨文様。
読了日:7月6日 著者:岡田屋鉄蔵

読書メーター

2014年8月6日水曜日

虫六子、七夕前夜祭の花火動画に挑戦

今日はS市の夏の風物詩、S七夕前夜祭の花火大会でありまして、もうお年寄りの我らはあんな人混みには足を向けないのでありますが、今年は地下鉄工事のため打ち上げポイントがずれて、これまで某K病院と某マンションに阻まれて “惜しい” 眺めであった我が家からの景観がなかなか良い角度におさまって良い感じになりました。


開始は夜7時からだったのですが、帰宅がちょっと遅れて、家に着いたときはもう始まって30分ほど過ぎてまして、虫六子撮影クルーがベランダでデジコン動画撮影に挑戦してました。
本人自信作らしいので、今日の成果品をアップロード。

家人Tが、「来年もこのくらい見えるなら、久しぶりにガスパール家呼んで七夕ホームパーティ復活するか!」と調子に乗って宣言。

その頃、ベランダの母子の会話は、
虫「でも、来年の今日はうまくいけば虫六子はいないんだよね」
虫六子「いない、いない。いるわけないじゃん!」って。

がんばー。

2014年8月3日日曜日

追悼_ガスパール君永遠に

こんにちは。

このところお仕事謀殺マンスリーで地下潜伏中の虫六でしたが、先週末に衝撃的な訃報がありました。26日の朝、ガスパパより「ガスが今朝未明に旅立って逝きました。」とのメールがあったのです。とるものとりあえず、驚きと戸惑いを抱えてその夜最後の別れをしてきた虫六家なのですが、あっと言う間に1週間が経ってしまい、その愛くるしさでいつも癒しをいただいた彼へのお礼と、失意のガスパ家のお二人にもなにか弔意をお届けしたいと思い、虫六子と2人で撮り貯めたガスパールメモリー写真集をアップいたします。

















































ガスパール、ありがとう。ご冥福をお祈りいたします。

                   虫六家一同